夕日が差し込むたまき塾の教室【広陵町・香芝・上牧】
写真はたまき塾の教室から見える夕日です。
日が沈むまで空一面がオレンジに染まるので毎日楽しみに見ています。
美しい夕日が見られる教室でとても幸せだと日々感じています。
たまき塾は広陵町にあるのですが香芝市とも上牧町とも隣接しています。
そして教室の窓からは奈良県と大阪府の境に位置する二上山が見えます。
奈良の地には遺跡や文献がたくさん
二上山の山頂には天武天皇を父に天智天皇の皇女大田皇女(おおたのひめみこ)を母に持つ大津皇子(おおつのみこ)のお墓とされる場所があります。
「あしひきの 山のしづくに 妹(いも)待つと
我れ立ち濡れむ 山のしづくに」
こちらは『万葉集』に収められた有名な大津皇子の歌。
「想いを寄せる石川郎女(いしかわのいらつめ)を待つために立ちつづけて山のしづくにすっかり濡れてしまった」
身分の高さをいとわず山の雫に濡れながら愛しい人をずっと待ったというロマンティックな歌です。
その大津皇子が眠る二上山はいにしえより、その美しい山容へ日が沈んでいく様子から神聖な山としてあがめられてきたそうです。
その神聖な二条山のふもとで学習塾を営み、
「皆さんとたくさんの学びが出来るなんて本当に有難く幸せなことだ」
と毎日夕日を見ながら感じています。
万葉集、歴史も、この奈良の地は非常にゆかりが深く遺跡や文献がたくさん身近にあります。
『大和は国のまほろば』と奈良時代の『古事記』にもうたわれています。
まほろばとは素晴らしい場所を意味する日本の古語です。
素敵な言葉で、私たちは奈良に暮らす者としてもっと誇りを持って良いと思います。
このまほろばの地でこれからも皆さんと豊かな学びをし続けていきたいと思っています。
そして長い歴史の中で今よりずっと過酷な環境でたくさんの困難を乗り越えて生き抜かれた先人の知恵やたくましさをお手本に、これからもより強くより良く豊かに生きていきたいですね。